≪株式投資の格言・金言・心得≫
1.相場は相場に聞け。
一番正直なのは株価の動きです。何故高いのか?何故安いのか?
何故出来高が増えてきたのか?を考えましょう。
2.我が思い入れをみだりに人に話すなかれ。
他人の了見を聞くことなかれ。
自分の相場観をベラベラしゃべる人がいます。本当の相場師は、
黙々と仕込み、静かに売ります。人の意見もあまり参考にはなりません。
3.売りは早かれ。買いは遅かれ。
売りのタイミングは難しいです。買い場は随所にあります。
でも売り場は短いです。だから買いはじっくり構え、
売りは一瞬のチャンスを掴むことです。
4.人気の重みに株価が沈む。
株価は人気、需給、業績などの、あらゆる要素が基礎となって
決定されます。先高感が強ければ株価は上がりますが、
ただし強すぎてもいけません。
人気の重みに・・・とは、人気が強すぎてどうにもならない
状況を語っています。
5.しまったは仕舞え。
あっ!失敗した、と思ったら、さっさと手を引くこと。
6.天災には買い向かえ。
脛に傷があると、機関投資家は総じて弱気です。
それだけ出遅れ感が顕著になるという格言。
「池に落ちた犬はたたくな」「災害に売りなし」とも言います。
7.頭と尻尾は猫にやれ。
骨までしゃぶろうとする愚かさを戒める格言です。
欲の爪を伸ばして、アブハチ取らずにならないように・・・。
何事も腹八分が肝要です。
8.仕掛けは処女のごとく。手仕舞いは脱兎のごとく。
「売りは早かれ」「買いは遅かれ」という格言と同義に使われ、
「いい銘柄こそこっそりと仕込め」というニュアンス。
9.株を買うより時を買え。
銘柄選別の重要性は言うまでもないことだけど、
もっとも大切なのは買いのタイミング。
「漁師は潮を見る」ということわざと同義。
10.友なき方へ行くべし。
「赤信号みんなで渡れば怖くない」は、相場の世界では通用しません。
信号は守りましょう。赤(急伸)は止まり、青(急落)がGoです。
11.強気も弱気も儲けられるが、欲張りは儲からぬ。
株式投資では、強気(買い)にも弱気(売り)にもチャンスがあります。
ただし、欲張っては駄目です!
12.名人は相場の怖さを知る。
暴落は突然訪れ、多くの投資家が傷つきます。
株式投資は相場もまれて経験をつみ大きくなります。
13.二度に買うべし、二度に売るべし。
自分の判断が本当に正しいかどうか、結果を見なければ分かりません。
だからこそ、「さぐり」をいれることが必要です。
14.眠られぬ株は持つな。
株式投資において「無理」は最大の敵です。
資金に制約があってもいけません。
買った途端に心配で夜も眠れなくなる・・・
といった銘柄は買わないことです。
「病気や身内に不幸があれば、株はやめよ」とも言います。
15.押し目待ちに押し目なし。
「どうせ一本調子では上がらないだろう、そのうちに下がるだろう。
その時買えばよい」と思っていても一向に下がらず、
結局は高値を買ってしまうこと。
16.三月に風、四月に雨、五月に花を咲かせる。
三月の風、四月の雨とは波乱(懸念材料)のこと。
ひゃっとした所を買ってこそ花を見ることが出来ます。
世の中順調な時ばかりではありません。風も吹けば雨も降ります。
17.相場は明日もある。
明日は今日よりも更に良い日になります。
慌てて買わないことです。一晩じっくりと検討することです。
せっかちは禁物!飛びつき買いの愚を戒める格言です。
18.割高に売りなし、割安に買いなし。
これは、値頃感や単純なPER比較だけで判断する誤りを戒める
言葉です。「理外の理」という言葉もあります。
常識論では、計り知れない相場展開になることもあります。
※PER(株価収益率)・・・株価を一株利益(EPS)で割って、
算出します。株価が一株利益の何倍に買われているかを見るもの。
19.早耳の早耳倒れ。
情報は早ければ早いほどいい、というものではありません。
いち早く仕掛けたものの、なかなか上がらず辛抱できずに
投げさせられて、その後急騰・・・。という苦い経験を
だれでも持っています。
20.大相場は悲観の中に生まれ、懐疑の中で育ち、楽観と共に成熟し、
幸福感と共に消えていく
相場心理をついた名言。テンプルトンの法則とも言われます。
21.山高ければ谷深し。
行き過ぎも相場によくある現象です。
22.株価は天には届かず地には落ちる
株価はどこまでも上がると考えがちですが、天には届きません。
でも地には落ちます。(倒産して紙くずになる)
23.ウォール街の虹を追う。
株式投資の基本は、安いところを買って、高いところで売ります。
でもこれは虹と同じで、なかなかつかめません。
24.江戸の仇は、江戸で討て。
株式投資の損は、株式投資で取り戻そう。
長崎(他の商品)に行っては、相手に逃げられます。
25.麦藁帽子は夏に買え。
仕込みはオフシーズンに行います(逆張りの薦め)。
他人が騒がないときにコツコツと拾う。
株式投資とは耐えるもの。
26.売り買いは三日待て
焦りを戒め、機会をじっくり待つことの重要性を教えた格言です。
「相場は明日もある」と同義です。
27.褒められる仕手は、全盛の極みなり。
人より先にちょうちんを消せ。
当たり屋につきましょう。でもあまり評判を取りすぎると危ない。
仕手も同様でしょせん裏方です。それが表舞台で踊り始めたら危ない。
人より先にちょうちんを消す(利食う)。
出典:最新版「入門の入門”株”のしくみ」杉村富生著
市場の期待を株価で読み解く エクスペクテーション投資入門
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バフェットアプローチをさらに高度化した本 |
この本は株価のリバースエンジニアリングの本です。
通常は、その会社がどれくらいの利益を生むかによって株価を考えます。
この本は逆に、株価がいくらかをみて、投資家がその会社がどれくらいの利益を生むと期待しているかを読み解きます。
単純ですが、このフレームワークは強力です。
バフェット、グレアムは株価(時価総額)は企業価値と違うという点を投資のベースにしました。
そして、その価格と価値の差が大きい「安全域の大きい会社」に投資することを薦めました。
この本のアプローチにより、このグレアムーバフェットアプローチをさらに進めることが可能となります。
つまり、株価→投資家の期待→自分の期待との比較→この安全域の差が何に基づくのか、
どういうタイミングでその安全域は変わるのかを理解することで、より安全域投資のアプローチがやりやすくなります。
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実は非常にベーシックなモデル |
通常のファンダメンタル投資では、企業の財務状況や競争力など企業そのものが今どれだけの価値を持っているか、将来に渡ってどれだけの収益力を備えているかの理論値をはじき出す。出した理論地と市場で取引されている株価と比較し、割安であれば買い、割高であれば売りを出すことで収益を得ていく。しかし、この作業には本質的な欠陥がある。企業の理論価格が正確に出ないのだ。いや、出ないというのはやや不正確で、なんらかの指標、例えばキャッシュフローを用いての理論値は綺麗に出せる。問題はこの出した価格が企業の実態を100%反映していると言えないことだ。キャッシュフローのみでは捉えられない定性的な評価は経験と感覚で読むしかない。結局、弾き出した理論値の信憑性から、市場価格の評価にも曖昧な点が残ってしまう。
「では、市場の取引価格から逆算して企業の理論価格を弾き出せばいいではないか」。本書の著者、ラパポートとモーブッシンは語る。理論価格を積み上げていくのが困難であれば、同一のモデルを逆に用い、市場が企業に対してどの程度の成績をこれから上げることを期待しているのかを読み解き、現状と比較すれば良い。あくまでモデル計算でしかない以上、完璧な回答は得られないことには変わりはない。しかし、少なくとも、市場の取引価格の意味はより深く読めるようになる。また、企業の財務情報も公開されているため、現状の実績値と取引理論値を比較することはさほど難しくない。100戦100勝とはならないとしても、多少は率を上げることは可能になるだろう。この先しばらく、証券投資の際には手元においてツールとしての検証作業をを続ける日々になるに違いない。
また、本書のモデルが使いやすいのは、バリュー投資とグロース投資どちらも共通のモデルで処理出来ることだ。常々、両者を分けるのは本質的でなく。時間軸の概念を加えて、一種の裁定取引として捉えた方がすっきりするはずだと考えていたが見事に両者を同一のフレームにまとめている。自分の頭のなかでぼんやりと考えていたことがすっきりと整理されているのはただそれだけで非常に気持ちが良い。
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期待と株価 |
株価を動かすのは「ファンダメンタルズ」でなく「期待」である。
この本は財務状態と株価から期待を割り出しそれを利用して投資する方法
が書かれている。類書にないアプローチなのでとても役に立った。













